雨の丑三つ時。
窓の外に異様な気配を感じる。
ここは2階であるが、窓の外は1階の屋根。
窓を開ければ、!!!、ハァ?
いきなり、タヌキ系の生き物と出くわす。
おいおい!ちゃうやろ!って、思わず、脳が現実に突っ込みを入れる。
そんなのがいそうな場所に出向いたわけでもなく。
自室の窓の外にそれはおられました。
このふわふわなシッポは?
頭をちょいと出す。
とりあえず、動きがスローなのか、警戒心が無いのか、逃げようとはしない。
どちらかというと、好奇心があるようだ。
手を振ると、反応して、顔をこちらへ向ける。
裏の柿でも食いに来たのだろうか?
とりあえず、激写。
確実に、アライグマっぽいがそんなはずは、、
画像をたよりにネットで調べる。
一見、アライグマだが、アライグマが生息する場所に、住んでいる記憶はない。
1、タヌキ
2、ハクビシン
3、レッサーパンダ
4、アライグマ
5、その他
調べた結果、間違いなく、アライグマという事が判明しました。
どうやら、迷惑系外来生物らしく、民家の屋根裏に侵入していろいろ迷惑を掛け
るそうだ。
害獣、、おごれる人間、自称神の子が、己基準で、動物を益か害かで分ける、差別用語である。
子供心に、アライグマ・ラスカルで、動物好きになったわけだが、まさか、あのときのアイドル、アライグマが未来、害獣指定されるとは夢にも思わなかった。
さらに、まさか、この家の窓の外に出現するとは、、恐ろしい世だ。
そういえば、天井裏にあり得ない大きさの生き物が、ズシズシ歩いていたことが
あったがこのひとだったのか。
さすがにアライグマでも、天井に住み着けば、きっと駆除せざるをえないでしょう。
もし、そのときはごめんね。君には罪は無いのに。
そして、遥か昔に憧れていた、アライグマが夢のように現れ、去っていった。