それから、季節は流れ、
今回東京新宿に来たでついに幻のハイサワー(その店)を探すのであった。
そういえば、火曜会主人が、正月、実家帰ったら、久々にヘネシーXOとか言ってたな。
こっちは焼酎の炭酸割りかよ。

新宿アルタ前にやってきました。
まぁ見つかれば良いのだが。

あった(涙)、ありましたよ(滝涙)
ついに今回は発見しました!
なんやこんな所か!
興奮を抑えつつ、店内へ

とりあえず、腹ごなし。
定食を頼みつつ。
当然、ハイサワーを頼む(うぉー!)。
定食もいい感じの初老なおじさんで、バイトまがいではなさそうだ。
しかし、定食激安。新宿地価安いのか?850円也。

そして、ハイサワーがやってくる。
しかも、マジですか?の350円也!
平静を装いつつ、久々の緊張感!
ぐぅーっと
おーおーこれこれ!この味!このシンプルだが絶妙な味!
やっぱ、完璧だな。
今まで無駄に呑んでた、バッタハイサワーとは深さが違うな。
きっとさっきのおっちゃんが作っているのかな?
いやー生きてて良かった。感激!
定食を食べ、ハイサワーを数々の思い出と共に、噛み締めるように呑むのであった。
もう少し、このハイサワーが呑みたかったので、2階の焼酎バーへ行くことにし
た。
二階へ上がってちとびっくり、
もっと、渋いバーテンと思いきや
岸子のような女の人だった。(まぁよりは若いが)
ハイサワーを注文。
えっあんたが作るの?
ハイ。
その作り方を見たときに愕然とした。
ガビョーン
味の秘密が分かってしまった。
焼酎は只のいいちこ(25°)
問題は炭酸とレモンだが、それは専用のレモンサワーの瓶だった。
すなわち、炭酸とレモンと何かが、既に出来ているのを入れるだけ。
しかも、驚くほど古い昭和初期調の小瓶で、「フジカサワー」と書かれていた。
焼酎と氷、そのフジカサワーを入れればハイ出来上がりというものだったのだ。
あの絶妙の味は、よほどの腕の人とみたが、、、
この作り方なら、バイトでも全然オッケーやん。
その子(バーテン)に根ほり葉ほり聞く。
このハイサワーって美味しいけど、作り方にコツはあるの?
コップの下の線まで焼酎入れて、氷入れて、この瓶1本入れるだけ。
やはり、、、必要技術スキル0かよ。
この味は、バーテンの腕でなく、完全にフジカサワー様かよ。
この店は古そうですが、いつからやっているのですか?
まさかハイサワー発祥の地?
いえ、建物は古いですが、店自体は5年ほど前です。
と残念な答えが。
ハイサワー2杯呑んで、700円也
激安、焼酎バーであった。
問題の本質がフジカサワーであることが判明し、ある意味、ここの店の脳内株価は大暴落するのであった。
そして、意識はハイサワーからフジカサワーへ移行する。
フジカサワーってなんじゃいー!
どうも、麻布で創業した、フルーツドリンクやサワー、かき氷のシロップを作っているメーカーのようだ、現在は横浜に会社があるようです。
地球に優しい、リサイクルビン使用の為か関東圏でしか手に入らないようだが。
果たして、フジカサワーを手に入れる事が出来るのか?
つづく(?)