よく玄関に鏡のことを訊ねられるのだが、なんか設置すればもれなく運が上がると思ってる人もいるがそうではない。
風水として玄関に鏡を設置する場合は、
・魔や殺気等を反射・流すなど防御する
・暗い玄関を明るくする
・方位パワーの増減
などをしっかりと計算して設置する必要があり、置けば即、運気アップというものではない。
開運のために玄関にわざわざ鏡を設置して、効果がない場合やなんか悪くなっていると感じる場合は即取ったほうがいい。
良くなった人は、それはそれで良かったと思う。
基本、鏡はよい運が入ってくるのも反射するために、置かないほうが良い。
しかし、同時に悪いものまで入ってくる場合は、多少よい運がマイナスななるのも織り込んで設置するということ。
場合によっては、のれんや、ついたての方が良いし。
水槽や、酒瓶、カセットボンベ等で、水や気の乱れを調整したほうが開運するだろうと思う。
でも場合によっては鏡は有効な風水アイテムであることは間違い有りませんが、、使用上の注意が必要です。
基本的には本来玄関には鏡はいらない。
身だしなみ等の為の玄関の鏡は、いつも慌てて家を出る人は、玄関でぎりぎり、寝癖や歯についた海苔を発見できるかも知れない。
逆に帰宅して、いきなり鏡見て、髪を整えるとか、どんだけ嫁愛してるねん以外は無いはずだ。
すなわち、出ていく時が優先のアイテムである。単身サラリーマンなど寝に帰るだけというひとはそれでよいと思う。
まぁ身だしなみは玄関以前に完了しているのが理想。
そういえば、本来玄関は、出ていくより、迎え入れる、人をもてなすところであった。
一般の家だから、旅館の玄関のように、全力で客人をもてなすわけではないだろうが、
旅館や料亭など客人をもてなす玄関には鏡は存在しないアイテムである。
昔や田舎は、気軽におうちに訪問するものだった。
お中元やお歳暮なども直接持って訪問し、玄関先で、挨拶し、まぁ客間へどうぞというのを、丁重に断りつつも、玄関は世間話などする空間であった。
が、現代ではお中元やお歳暮も宅配が普通で、直接誰かが持ってくるわけではない。
荷物をもらい、ハンコを押す、数十秒。
現代のスタイルでは、玄関に客人を長居させることは無くなってきているし、用事があればLDK等に通してそこで話す形が一般である。
そんな玄関に無駄に絵などを飾っても見るのは一瞬だから必要かな?という話しである。
ゆえに都心での住居設計では、どんどん玄関面積は縮小し、仕分け対象となる。
最近のマンションや住居には、最初から鏡が設置されているものある。
日当たりのよいベランダと反対の方位、すなわち暗い方向に作られることが多い。そのため、玄関を明るく、そして広く見せるために鏡を設置している感がある。
しかし、風水的に考慮されているはずもなく良くない場合、例えば北東(鬼門)壁面に設置したりなどもある。
(悪い場合は何かで隠さないといけない)
玄関は、社会というパブリックな世界と家というプライベートな空間を分けるゲートである。
大切なのはこのゲートくぐると、キリッとしたり、ほっと気を抜けたりするということです。
そんな出入り口であるが、本来の意味的には、玄関というのは、外と内を分けるものではあるが、内(家)の方が玄なのですね。その関(門)なのだが、、今では、外の方が玄となっているのかもしれません。
エントランスも出るではなく、入るという意味。
ようするに、玄関を出ていくところという意識で、レイアウトするのか。迎え入れるという意識でレイアウトするのかで、玄関のイメージは変わってきますね。
風水鑑定ではその辺りを意識して玄関を観たりします。
その場合に鏡の必要性も考えます。
その辺りも皆さんも再確認して、出ていくのに便利より、迎え入れるという意識を持って、どんなものがあれば良いのか、
何を迎え入れようかと考えて、レイアウト変更や掃除でもしてみてはいかがでしょうか?