2015年01月16日

肉の食べ過ぎに注意

ボディワーク教室で、「大腸がん」や「便秘」に関しての質問があった。
内太ももの筋肉や、大腸経の経絡の話やワークなどもしつつ、しばらく肉食を断つように勧めた。

別に、菜食、ベジタリアンを勧めるわけではない。
しばらく断って、そして肉食の量を減らすことを勧めた。

端的に言えば、現代人、日本人は「肉」を食い過ぎなのだ。

まぁ外人はもっと食うが、しかし、米はそれほど食べない。

日本人は、あまり肉は食わずに、米が主食であった。
江戸時代など、1日大人男性で4合、女性で3合と食っていたそうなのである。
今思えば食い過ぎなようだけど、カロリーは十分だが、他のおかずが微量だったため、タンパク質等の栄養素は不足気味だった。

さて、今は、ご飯の消費はそれほどでは無いですが、何かと肉を口にする。
また、肉だけではなく、朝から牛乳を飲み、卵料理を食う。
ランチや弁当は大抵何かしらの肉が入っている。その上夜に呑み会などあれば、タンパク質の必要量を超えてします。

食べ過ぎたものは、ある程度で吸収されず、そのまま出ればいいのだが、律儀に全栄養素はいったん体内に吸収されます。
必要のない栄養素の一部は、脂肪となり体重増加に貢献しますが、それでも食べ過ぎた大半は体外へ排出されます。
この時、体外へ排出する作業は、想像以上にパワーを消費します。
内蔵を疲れさせる原因となるわけです。

タンパク質はアミノ酸を経て、腸で猛毒のアンモニアに分解されます。
タンパク質を摂り過ぎると、その分多くのアンモニアが生まれます。

そういえば、ほへとの左腕には、ケロイドの跡があります。
幼少の頃、ハチに刺されたところ、残念な父親が、アンモニアを希釈せずに塗ってしまい。
蜂の毒より、このアンモニアの強アルカリによってケロイドの一生傷となった。

その経験より、アンモニアは、皮膚を溶かすほどの猛毒ということは身にしみています。
おそらく、アンモニアを生み出す。腸もダメージを受けるだろうということです。

このアンモニアは、血管から肝臓に運ばれて、人体に無害な尿素となって体外に排出されます。
無論、肝臓がアンモニアを尿素に分解するのにもパワーが必要ですね。
飲酒等時などは、ダブルで負担をかけていることに気をつけましょう。

別に、肉食以外でも、野菜にも米にもタンパク質は含まれています。
ご飯一杯150g は222Kcal、タンパク質3.9g

成人一日の必要とされているタンパク質の量は、体重×1.08(低運動者)
体重が50キロなら、54g、70キロなら、75.6gのタンパク質が必要の計算となる。

しかし、実際、穀物と野菜だけで、一日の必要タンパク質摂取は難しく、
穀物や野菜だけの場合は、タンパク質の取り過ぎは心配しなくて良いと思う、
逆に不足気味となるので、意識してタンパク質を摂取するようにしなければいけません。(大豆頼りだけではダメですよ)

やはり、肉食は、手軽にバランスの良い栄養を得ることができるので、食べ過ぎずにうまく取り入れて欲しいですね。

問題は、肉のとりすぎということです。過ぎたるは及ばざるが如し。
ついでに、どこかの工場で加工された物ではなく、良質の肉を取りたいものです。

一番良いのは、必要な栄養素を、プラマイゼロの丁度頂くことが何よりなのです。
それも、食べ物に対する、礼儀や気遣いであり、自身の身体に対して健康維持の秘訣である。

そうそう、ボディワークで質問した人から、メールが来た。
「あれ以来、ちょっとの食生活の改善で、お通じがよくなって来ました。ありがとうございます!」

それはよかった。
posted by ほへと at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 食について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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