ほへとは梅干しが好きだが、よく考えると、果物はスモモ、プラム、桃など、好きだな。
(厳密に言えば高く高級なのは甘すぎるので、安物の方が好きだったりする)
ばぁさんは、梅干しを漬けるのの達人だった。
嵯峨の自宅には、いくつもの梅干しの瓶が貯蔵されていて、何年に漬けたが書いてあった。
そんなばぁさんはもう亡くなっているが、
ばぁさんが小学生くらいの時から、梅干しの実のヘタを取って、そこに塩を盛っていたそうです。
ようするに、そんな頃から梅干しを漬ける手伝いをしていたそうだ。
梅は、一見同じように見えても物によっては違う、ばぁさんは梅を3種類に目利きで分けて、梅を漬けていた。
もちろん、ザルに、梅を並べて、天日にも干していた。昔ながらのやり方だ。
10年ものの梅干しというのも、とても美味しかったと記憶している。
火曜会主人の板前のお父さんも、ばぁさんの梅を絶賛してくれた。
そんな、ばぁさんの梅干し話を、妹としていると、妹は、ばぁさんから、美味しい梅干しの秘訣を聞いていたそうだ。
なっ、いつの間にそんな秘伝を聞いていたとは?
それは何かと?妹に問うた?
「それは、申年の梅や。」
!?
梅干し名人位のばぁさんは、申年の梅は特別だということだ。
そんなことを妹聞いて、何年になるかな?
そして今年、申年の正月は、異常に温かい。
北野天満宮の梅が、既に開花している勢いで、梅花祭はどうするのだという噂だ。
こ、これは、ばぁさんの言っていた、申年の梅というやつか?
確かに、梅の開花が早いということは通常より、梅のパワーが強うそうだな。
おばちゃんの知恵は侮れないな。
2016年01月03日

