昔実家でも栗ご飯は食べたし、マツタケ山持ってた親戚の山で、栗拾い、マジでウニみたいなやつ(逆か?)から、中身の実を取るのも大変。いやいや武装しすぎやろ、まじで。
そんなわけで、一口、ほんの一口、栗を食いたいと思うのだが、いざ買おうとすれば大量だし、(ひとり身には過剰)
逆に、中国産の甘いやつもアレだし、、と思っていたら、
近所のライフで、割と少量の栗が、しかもちゃんとした立派な栗が売っていた。
こんなもの買ってちゃんとできるのか?と思ったけど、
「神は乗り越えられる試練しか与えない」の法則を信じ購入。
さて、皮むきの地獄の試練が始まる。
最初は、2個だけ実験で、5分茹でる。
そうすると、皮が柔らかくなり、包丁が入りやすく向きやすい。
それでも、なるほど、これはなかなか邪魔くさい。
では、むきやすいようにもっと茹でればと思うが、人生そんなに甘くないの法則により、
茹でることにより、栗の旨味も逃げる。(ガーン)
ということで、2個剥けたことを確認し、さっきより短い3分の茹でに入る。
家の万能包丁でギリギリアウトの硬さ。
しかし、呼吸を整え、吐く息に合わせることで、なんとか皮をへぐ。
おぉまだこの少量分だけど、もし大量の栗ならくじけるね。
とにかく、包丁が入らないけど、呼吸、吐く息で、グッと包丁を入れる的な感じで作業は進むが、
すでに、包丁を持つ反対の手(ほへとは左利きだから右手)の抑えてる中指とかが負傷してくる。
まぁ’、そんなもんは、やりたいことのためには我慢しな。
ふと、無心に栗の皮を剥いているときに思った。
ん、このフォルム、栗の皮、外の皮、鎧のようなやつって、カブトムシやん。
カブトムシの外骨格のフォルムが、剥いている栗の外皮に似ている。と気づく。
そうか、カブトムシは、栗、クヌギやナラなどどんぐり系の樹木に集まるが、
もしかした、栗の木のDNAをゲットしているななど考えながら作業する。
栗ご飯に人生初挑戦。
というか、栗って、ウニとげ→外皮→渋皮とどんだけ守るねん。
さらにこの渋皮を剥くのにも一苦労、二苦労、そうやって何とか栗ご飯。
こんだけ頑張ったのだから、味付けは、米、栗、塩少々、出汁昆布少々で完成!
むっちゃうまい!
実家で食っていたのよりは、シンプルな味だが、全然素材が生きていてうまし。
あと、地獄の渋皮を剥かずに済む調理法をネットでゲット!
ザ・素揚げ!&塩!
むちゃくちゃうまいやん!
確かに、5分茹で物より、3分物の方が味がうまい。なるほどね。
確かに邪魔くさいけど、これから年に1度は食べてみようと思う。