今日は夏至だが、空は曇り空、太陽は見えない。
大体この時期は梅雨だから。
しかし、確実に今日の太陽は一番高く昇り、影は一番短くなる。
そのとき、本当に真上に太陽があるという感じなのだ。
東から太陽が昇るというのは基本半分冗談だ。
それは、春分と秋分の日周辺はそうであるが、
夏至近くは、かなり、北東から登る。そして、北西へ沈む。
真東は。90/360度とすれば、真西は180/360度。
春分と秋分では、太陽は真東の90/360度から昇り、真西の180/360度に沈む。
夏至の日の日の出は、真東から60度北東へずれる。
日の入りも、真西から60度北西へすれる。
夏至の日
太陽は北東60/360度から昇り、北西300/360度に沈む。
この日京都では、比叡山から昇る太陽が、もっとも高く上がる南を経由し、愛宕山へ沈むのだ。
この事実を当然、平安京にも反映されているのだろうか?
当時の平安京の中心部、太極殿(千本丸太町)から、
太陽が昇る方位は60/360度と太陽が沈む300/360度を調べてみた。
本当に、比叡山や愛宕山が出てくるのか?
そうするとなんと、
ほぼ、太陽が昇る方位は60/360度に比叡山山頂!
ほぼ、太陽が沈む300/360度に愛宕山の山頂!
やっぱり!

比叡山山頂
目的地への方位は北東です。 方位中心 レベルC [ 北東中心から+14.8度(59.8/360) ]です。 距離は直線で約10.5kmです。
愛宕山山頂
目的地への方位は北西です。 方位中心 レベルC [ 北西中心から-18.1度(296.9/360) ]です。 距離は直線で約12.508kmです。
(by方位チェッカー)
美しいシンメトリーが現れる。
平安京の中心部、太極殿の位置は、恐ろしく計算されていたのだ。
何となく、この位置ではなく、寸分狂い無くここだったのだ。
本州最南端の潮岬からの北へ伸びたラインは
比叡山、愛宕山の夏至ラインにて、ここに決定されたのだ。
現在の太極殿のあたりは 普通の民家が建ち並んでいますが、もしかして ご利益 有り?
まぁ風水環境としては、一般の民家にはグローバルすぎるようですね。それより、もう少し狭い範囲、街や町での風水を考える必要がありますね。