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2008年06月21日

平安京の風水(6)比叡山と愛宕山の夏至ライン

平安京は調べればいろいろ恐ろしい。

今日は夏至だが、空は曇り空、太陽は見えない。
大体この時期は梅雨だから。

しかし、確実に今日の太陽は一番高く昇り、影は一番短くなる。
そのとき、本当に真上に太陽があるという感じなのだ。

東から太陽が昇るというのは基本半分冗談だ。
それは、春分と秋分の日周辺はそうであるが、
夏至近くは、かなり、北東から登る。そして、北西へ沈む。

真東は。90/360度とすれば、真西は180/360度。
春分と秋分では、太陽は真東の90/360度から昇り、真西の180/360度に沈む。

夏至の日の日の出は、真東から60度北東へずれる。
日の入りも、真西から60度北西へすれる。

夏至の日
太陽は北東60/360度から昇り、北西300/360度に沈む。

この日京都では、比叡山から昇る太陽が、もっとも高く上がる南を経由し、愛宕山へ沈むのだ。

この事実を当然、平安京にも反映されているのだろうか?


当時の平安京の中心部、太極殿(千本丸太町)から、
太陽が昇る方位は60/360度と太陽が沈む300/360度を調べてみた。

本当に、比叡山や愛宕山が出てくるのか?

そうするとなんと、
ほぼ、太陽が昇る方位は60/360度に比叡山山頂!
ほぼ、太陽が沈む300/360度に愛宕山の山頂!

やっぱり!

ピクチャ 7.jpg
比叡山山頂
目的地への方位は北東です。 方位中心 レベルC [ 北東中心から+14.8度(59.8/360) ]です。 距離は直線で約10.5kmです。

愛宕山山頂
目的地への方位は北西です。 方位中心 レベルC [ 北西中心から-18.1度(296.9/360) ]です。 距離は直線で約12.508kmです。

by方位チェッカー

美しいシンメトリーが現れる。

平安京の中心部、太極殿の位置は、恐ろしく計算されていたのだ。
何となく、この位置ではなく、寸分狂い無くここだったのだ。

本州最南端の潮岬からの北へ伸びたラインは
比叡山、愛宕山の夏至ラインにて、ここに決定されたのだ。


posted by ほへと at 17:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 占術に関係する事柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 平安京の風水シリーズ いつも楽しく詠ませて頂いております。
 現在の太極殿のあたりは 普通の民家が建ち並んでいますが、もしかして ご利益 有り?
Posted by にゃおん at 2008年06月22日 11:40
にゃおんさんへ、
まぁ風水環境としては、一般の民家にはグローバルすぎるようですね。それより、もう少し狭い範囲、街や町での風水を考える必要がありますね。
Posted by ほへと at 2008年06月25日 14:05
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