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2008年09月18日

記憶と状況、(囚われ、依存、執着)

まぁ人間、生きていれば、脳のレコードに心に映った記憶というものが、どんどん刻まれていくものです。
それが、薄い、濃い、消えない、すぐ消えるなどはある。

人は心が激しく動いた、感情を記憶しやすい。

それが、怒りや悲しみ、その記憶を思い出すたびに、
その感情と、その感情を起こした状況が思い出される。

時には、どうしようもなく、助かりようのない、まぁ仕方ないと思える体験もある。

しかし、意外に多くは、そこまでは無いでしょ、まだまだ甘いというのが大半だ。


時間が経ち、感情が収まり、記憶が薄れてきても、
変化を求める心(エゴ)は、感情の衝動を求め、無駄にその激しい感情を思い出そうとする。

新たな経験ではなく、お手軽な、過去の記憶を検索し、心は、その感情に溺れようとする。
心は奥底で感情の波を、心地よく思う。それがどんなに辛いことであっても。

それは、エゴの機能である。(アストラル体の性質)


日常の忙しさで忘れている時も、静かな寝る前に思い出したりする。それがまた習慣となる。

それが繰り返され、恨みに変わり、ノイローゼや鬱のような症状に陥っていく。


その感情を起こした状況は、感情に都合よく解釈され思い出される。
場合によっては、状況は湾曲させられる。
より自分を惨めに演出する架空な状況を作り上げる。

そのとき、いつも言う、自分や、セルフや精神といったものは存在しない。

今の心(エゴ)が過去の心(エゴ)に囚われ、依存、執着しているだけだ。

霊能者に云う、憑かれた状態である。


正すには。
気合いと集中力!

現実には絶対状況があり、そして、それを体験し、心で感情が生まれ、考え、経験となる。
心の記憶では、まず感情があって、それを生み出した状況である。
逆転しているのだ。

それを理解すること。

そして、エゴの感情を、歯を食いしばって抑えること。それを気合いという。

そして、目をそらさず、状況だけを、自分の体験した状況だけを、ノートなどに書きつづる。
ただし、自分の感情は決して書かないこと。

完全に同じ状況下でも、その日の体調。単に腹の減り具合で、感情などは変化する性質のものだ。

そうして、実際に起こった出来事と、感情を切り離すことをして下さい。

真実を見ろとは、そんな感じであり、勝手にくじけて我流解釈しないこと。


セルフとは、実際に起こった体験したものの、状況の一生分。人生走馬燈。
エゴとは、心の営み、感情や思考などだ。
セルフのほんの一瞬を自己解釈したに過ぎない。

非情にならなければ、エゴはコントロールできない。

真実というと大げさだけど、実際に起こった状況を、どれだけ感情に左右されず、深く見れるかがポイントです。
集中力というのは、そういう意味に近いでしょうか。

透明な心で、物事を見ていきましょう。

助からない心(エゴ)は、そうして助けて下さい。(それが成仏ですね)

そうして、過去の、ある囚われた状況を解放し、本当のそのときの意味を再発見して下さい。


posted by ほへと at 18:26| Comment(18) | TrackBack(0) | 独り言(読み物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日、上司に注意を受けて、叱られた内容はわかるものの腹を立ててしまいました。相手の言い方や態度に難癖を付けて自分を正当化しようとしていました。我流解釈して、くじけてたんだとわかりました。
Posted by のの at 2008年09月18日 21:47
亡くなった彼の事をふっと思い出し寂しさに暮れるのは、心が変化を求めているからなのでしょうか。
今はそんなことはありませんが、以前は「過去」にしたくないがために「過去」に執着していました。
ま、それもいい思い出^^
Posted by まお at 2008年09月19日 02:05
ほへとさんのこういうシリーズ、すごく好きです。
でも、私には分るようで分らないような、つかめそうで つかめないという感じです。

ほへとさんのおっしゃる「真実を見る」という事は、自分の感情の奥に隠れている本当の心を見るということでしょうか?
それとも単に状況を淡々と見るということなのでしょうか?




Posted by kumi at 2008年09月19日 21:36
ののさんへ
腹を立てても、それを引きずらなければいいですよ。
良いストレス解消法を。

まおさんへ
そ、それは、引きずっても誰も責めないですよ。今は時間は動いているようだし、良かったです。

kumi
「真実を見る」とは、心側を見るのではなく、正面の現実を、エゴのフィルターをかけずに見ると言うことです、、かといって、見るのが目的ではなく、見つけたり、気づいたりが目的なので、単に見て終わったは見ていたことにはなりません。
やっぱり難しい??



Posted by ほへと at 2008年09月20日 17:26
やっぱり分るようで分らないような。。。。(せっかく答えてくれたのにごめんなさい)

私には好きなジャンルだけどちょっと難しい読み物を読んでる感覚です。

私はまだ、学習(経験)不足みたいですね









Posted by kumi at 2008年09月20日 22:11

感情的になるのは気持ちがよくて癖になる。
すごい納得しました。
書かれているとおりの体験をしてしまいました。
なぜこのような現象が?と、
とても不思議でしたが
気持ちよくて癖になってるとあり、
とても納得しました。

123の人とかは爆発して、
次の瞬間けろっとしてるので、
「こわいわー」と思っていましたが、
こういうのって自然体でむしろ健康なんでしょうね。
Posted by yama at 2008年09月22日 21:59
私はとても頑張っている、と思っていたのですが、
はたから見るとそれらしいことはなにもしてませんでした。内面の葛藤だけだったみたいです。

この間の☆1に何度も行ってきました。
家族と散歩した後また一人で行ったり、更に買い物だとまた行って。
更に別の☆に行って買い物して気まぐれに本屋へ行って、
その後も迷っていたバイトの面接を申し込んだり。
普段悩みがちな私にとってすごい一日でした。

毎日日記を書いているので状況だけというのも書いてみます。
苦労したのに何もしてなかったというのはもう嫌です(笑
ありがとうございました。
Posted by 9s-s3 at 2008年09月24日 21:00
yamaさんへ、感情は大切ですが、常に無駄に爆発させていては、本当の感情が分からなくなりますからね。
スタンバイが大切です。

9s-s3さんへ
行動を起こすために、逆に感情を爆発させるという技もあります。どうすれば、怒るか?その方向も大切です。
Posted by ほへと at 2008年09月28日 22:01
わたしは何もできてませんでした。
ずっと格闘してきたと思ってるのに。。情けないです。

際に起こった状況を、どれだけ感情に左右されず、深く見れるかがポイント

これが本当にむずかしいですね。。

受け入れたくないから
感情にすがる毎日。

悔しいし、くるしい。
Posted by はるこ at 2008年10月15日 12:02
はるこさんへ
目先の感情に左右されないことが強さです。
現実を受け入れることも強さです。
Posted by ほへと at 2008年10月19日 01:55
う〜ん・・・
私は逆にマイナスの感情を抑える癖が付き、よく『周りに左右されないマイペースな人』と言われます。
特に怒りを表に出す前に、『ちょっと待て』とブレーキをかけてしまうので、タイミングを外してしまい、
相手に伝わりません。
なので中には『こいつには何を言って(やって)もいい』とばかりの言葉や態度をとる人もいます。

感情を抑えていると思っていたけれども、実際は人との関わりを避ける事になっていたのかな・・と、
最近思います。

『記憶と状況』のコメントとしてはおかしいものかも知れませんが、
〉〉実際に起こった状況を、どれだけ感情に左右されず、深く見れるかがポイントです。
という一節から、ふと思い立ち、コメントしました〈(_ _)〉


Posted by 好 at 2008年11月08日 21:51
好さんへ
>『こいつには何を言って(やって)もいい』とばかりの言葉や態度をとる人もいます。
このときの感情は嫌でしょ?
感情で相手を避けていてはダメ。
これをどうすれば無くすか、うまく人と関われるかがポイントです。
感情を抑えても、気遣いは抑えないように。
Posted by ほへと at 2008年11月09日 23:15
成る程・・・
あまりな言葉や態度をとる方に対して、感情を押さえているつもりでした。
しかし私はその方と同じように、感情で『相手を避けて』いたのかも知れません・・・
そういう方には気遣いも足りない部分があったと思いますし、
相手にもそれが伝わって・・・その悪循環もあるんでしょうね。

今までもきっと、同じようなパターンを繰り返して来たのだと思います。
いつか脱却出来るように、頑張ります(^^
ありがとうございました!!
Posted by 好 at 2008年11月14日 00:01
好さんへ

感情を抑える目的は、物事をしっかり見ることであり、
感情を抑えて、その人のわがままを受け入れるというのとは違う。
相手と自分をしっかり見つめて下さい。
Posted by ほへと at 2008年11月16日 13:37
ためになりますね。
そう扱われて嫌な思いをしたコメ主さんには失礼ですが、こいつには何をいってもいいとおもえちゃう人っています(笑)ネガティブ感情出せないのがわかるから余計やりやすいともいえますね。どエムともいえるww
やさしい人なんでしょうか??でも、男で会社などのボスにいると結構セクハラタイプなんですよ。
これだけ意見を聞いてよくしてあげたのに期待通りの反応がないみたいに思われても、実際してもらったのは悩んでもいない彼氏や結婚の話べつにその人にふみこんでほしくない体の心配。。。。当人はそれでアットホームな関係になれると思ってるから、結構こちらも嫌な思いをしました。嫌だからのらなかったら、コミュニケーションのできない若者とか、人間味がないとまで被害者目線でいいふらされましたしねー。。。いくら感受性があわなくても、言い過ぎだとおもいませんか!?そいつからいわせるとだめ人間の、出世主義の上司のほうが私には嫌なやつと感じませんでした。おっかなかったけど(笑)いろんな人いますね。
Posted by rieka at 2008年12月27日 04:37
riekaさんへ
人の反応は人それぞれ、ほへとは、長期的な視野に立って、どう対応するか考えます。
その場で感情的になるひとは、逆に対処は簡単です。嫌われても、こちらが気にしなければ、すぐどうにでもなります。
大事なのは距離感ですね。突き放しすぎず、受け入れすぎず。
まぁ職場だったら、友人サークルではないので、少しクールな方が良いでしょ。
Posted by ほへと at 2008年12月31日 16:40
はじめまして。
今回の記事にとても共感したのでコメントさせてもらいます。
2008年の記事に今更ですみません。


>>時間が経ち、感情が収まり、記憶が薄れてきても、変化を求める心(エゴ)は、感情の衝動を求め、無駄にその激しい感情を思い出そうとする。
>>新たな経験ではなく、お手軽な、過去の記憶を検索し、心は、その感情に溺れようとする。心は奥底で感情の波を、心地よく思う。それがどんなに辛いことであっても。


やはり過去の出来事を思い出してその感情に浸っている方が、現実で何かを行動して何かを感じるよりもラクチン(?)ですよね。これは脳ミソがあればできるので。

過去の感情を忘れるのがもったいなくて、現在現実であまり感じないようにしている面が私にはあるのかも、と思いました。『どうせ同じ”感情”という存在があるなら、過去の使っておけばイイジャン』というささやきなんでしょうか。
このささやきに負け、平成生まれでまだ割と若い方なのに私は大きなことに対する行動力が残念なことになっています。
でも、心の奥では、本当は変わりたいと思っているし、おもしろいことをどんどんしたいんでしょうね。
だからこうして、ほへとさんのブログを一生懸命見つけたのだと思います。

記事を読んでいて、ほへとさんの弟子になりたいと思いました。
でも私には観察力がないので無理なんだろうなあ。笑 後から思い返すことは苦手でないのですが、でも思い返すにも当時の状況をちゃんと知っていないとできないですよね…

ちなみに私の数秘は4 EX-V Std3です。これを言い訳にはしませんが、そういう性質を持って生まれたので観察力の面では他の人より努力しなければと思いました。


独り言のような文、しかも長文を失礼しました。

ほへとさんの文章は自分を省みるヒントをたくさんくれるので、こうして読ませてもらえたことを感謝しています。
Posted by ユ at 2010年06月06日 14:12
 この記事を読んでやっとエゴ&セルフの意味が解ってきました。今までエゴってなんだ...セルフってなんだ...もやもやでした。

 たしかに物事全般を感情で判断すると真実は見えませんね。20代の頃はほへとさんの言うとこの「エゴ」に囚われない真実(正しい判断?)を手に入れたくて周りにいるいいお手本の人を真似てました(試行錯誤だったなあ...)。そのおかげで30代に入った今は判断に悩む事は少なくなりました。でももう少し感情を出してもいいかな的な。

 それより数秘サブ3のおかげで怠けて仕方がないです。これもエゴなんだろうな。多分人生かけてこのエゴと戦うのだろう(笑)。 
 
 
 
Posted by ちっぷる at 2013年11月12日 17:17
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