丹田とはなんだろう。
人体下腹部にあるが、解剖学上にはそんなものは無い。
あえて言うと、女性の子宮位置、膀胱裏の自律神経叢か?
というか、ある人と無い人がいる。
その点、比較的女性は丹田を獲得しやすい。
女性で重心の上がっている人は生理痛になりやすい。
子宮を、痛みをしっかり見つめるように意識する事。
妊娠、出産で、丹田瞑想のカリキュラムは組まれている。
丹田で微笑みを感じてみよう。
丹田には力を入れてはいけない。
丹田には力が入っているのだ。
緊張というよりは、脱力に近い。
しかし、力は入っている事。
力を抜かなければ、力は入ってこない。
上半身が緊張しがちで、脚も重いなら、
どうすれば、下腹に力が入るか考えよう。ヒント、姿勢。
丹田は、下腹だけではない。
脳幹部、心臓も大事だ。
これを、上丹田、中丹田と云っていた。
下腹、丹田だけ作ればいいものではない。
丹田が出来ても、コミュニケーション能力や、現代の雑多な情報処理能力が無いと、
生きていくのは大変。それで食えるモノではない。
確かに、多少じゃ動じなくなるが、それで成功する保証はない。
現代は、丹田より、中丹田、上丹田の時代かも知れない。
とはいえ、団子三兄弟のベースである丹田は、一番大事。
丹田無く、上丹田だけ、発達したら、確実に精神が病む。
だから、まずは丹田を作るのだ。
呼吸法で丹田が出来るというのもウソだ。
呼吸は必要だけど、
それだけで、丹田が出来る事はない。
横隔膜を下げ、腹圧を掛けた下腹を、
それを、丹田と結びつけるのは微妙。
そして問題の重力・反発力を利用するには、正しい姿勢がいる。
座禅は、丹田(重心)の位置を探求する。
変に丹田という言葉を知っている方が丹田から遠ざかるかもしれない。
只、何も考えず、座ってみる。
正座で良いから。
丹田と悟り、丹田と健康、気功、武道などと安易に結びつけるんじゃない。
丹田があれば、即健康になったり、強くなるといった性質のモノではない。
肥田式強健術という、丹田鍛錬法がある。
ほへとがライフワークで研究しているテーマでもある。
肥田式は、動作より、丹田部へ力を集める。
呼吸は後から付いてくる。
丹田部に、繰り返し、衝撃をあたえる。
それは、呼吸法、逆腹式等の腹圧とは別衝撃である。
なお、肥田式では、さらに丹田を正中心と進化させている。
現代人には丹田どころか、犬腹が良いという風潮がある。
丹田腹はメタボでもある。
健康増進し、胃腸の消化吸収が良くなる結果、多少メタボにもなるよ。
無論、普通一般なメタボとは、格?が違うが。
日本人の体質と、丹田というのは、うまくマッチしていたのだろう。
でもそれは、昔の話。
丹田、丹田では、世界に適わなかっただろう。
仕事も社会も変わったのだから。
腹の底の正義は無く、只、下らん法律だけが、世を縛るのであった。
丹田とは、身体内の陰陽を統一したものだ。
身体内の陰陽統一は、身体外、現実のバランスへと向かう。
現実への働きかけが、エゴ的パワー重視ではなく、
調和の中に存在する、頑張らない力を利用する。
中丹田は、刻々と変わる世の状況に、あなたが対応できるようにする。
丹田だけではやはり、時代に遅れるのだ。
それでも今あなたが直面している問題解決の為に、丹田の獲得は有効だと思える。
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2009年01月16日
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ありがとうございます。
でももっと聞きたい(^_^;)
心・技・体、とか三つ巴とか、3っていうの
日本人は好きですねー。
一番シンプルな調和の数だからですかね?
この記事を読んで、いてもたってもいられなく、なぜか禁煙を始めてみました。
(安易に健康と結びつけるな、と書いてあるのに…)
身体は楽になっていくのに、吸いたい欲望が相変わらず、うずうずします。 身体と頭は別なんだ、と認識しました。おもしろいもんですね。
ながさんへ、禁煙するなら、運動もして下さいね。