そもそも、健康のために身体を鍛えるというものは近代のようです。
それは明治以降、「体育」という概念が生まれ、健康のために身体を鍛えることが始まった。
明治以前は武士等が武術向上ために鍛錬はあった。
また仏教や修験道や宗教的に、修行というのはあった。
一般的には、日常生活即鍛錬的な、水をくみ、薪を割り、田畑を耕し、今からすれば、すべてが重労働のようなものです。
現代、都会において、日常生活で重労働は無いとは言わないが、少なくなってきている。
(介護とかすごい重労働はある)
ともかく、現代人は身体を鍛えなければいけない。
ホモサピエンスが設計された時より、遥かにエコな筋力で生活できる。
しかし、生活に筋力は要らなくなったかもしれないが、姿勢維持に筋力はいるのだ。
二足歩行、無駄にデカイ頭。
筋力が衰えるとまず姿勢が悪くなり、骨格系トラブルのみでなく、様々な問題が吹き出してきます。
最低限、姿勢を維持する筋力は、健康に生きる上で必要なのだ。
深夜のテレビの健康器具通販も、エクササイズビデオも、効能は素晴らしく、よく研究されていると思う。
でも、最大の問題は、そう、続けられないのだ。
別に優勝するとか、痩せて褒められるなどの、目に見える飴も人参もない。
別に、トレーニングをしなければ、すぐ死ぬわけでもなく、
やったからといって、すぐに、劇的な効果が現れるわけではない。
そう、いつも思う。
どのトレーニング法が優れているとか論ずる前に。
習慣として、続けられるかどうかが、最大のポイントなのだ。
ほへとは、基本、トレーニングの服に着替えたりはしない。
そして、大層な器具は使わない。
なにより、日々は長時間トレーニングをしない。
すべて、「続ける」為にそうしている。
よく、腕立て伏せや、腹筋は身体に悪い的な話をする人がいる。
さも、高度なトレーニングが素晴らしいなどという。
が、初心者にまず必要なのは、そんなことではなく、継続力があるか否かだけである。
だから、継続するためには、まず非常にシンプルで、短時間でなければいけない。
次なにするのか?考えながらでは続かない。
とりあえず一週間毎日、スクワット30回してください。
それができない人に何をいってもダメだということです。
スクワット30回、腕立て10回、腹筋20回。
これを、1週間お試しください。無料です。
時間にして、3分以内です。
慣れたら、スクワット50回、腕立て20回、腹筋30回。と増やしていけばいいのだが、
スクワット200回、腕立て50回、100回ともなると、バランスとして、ここも鍛えないと、ここもと、さらに時間が掛かってくる。
時間短縮のために、ウエイトを使おうか、器具を使おうかとなっていく。
その段階に達してから、質的なトレーニングやボディワークに行けばいいのだが、
それまでは、まずは継続できること、身体のトレーニングが習慣となること。
その前に、無駄にいろいろ勉強しても、続けられないうちは、何やっても結局はダメなのです。
今は腕立てで十分。来年、再来年、もっと高度なことをするために準備です。
というわけで、頑張りましょう。
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2010年10月17日
この記事へのコメント
背筋もいいですよ。腰痛改善のために続きやすいと思います。具体的な利益があるので。
Posted by 梅酒 at 2018年03月21日 23:12
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