
現在制作中の緯度経度から方位を割り出すアプリは、何も自宅にいなくても良いのです。
とりあえず、自宅の緯度経度をメモしておきます。
この時に、どいつで緯度経度を出したかが重要になります。
緯度経度は地球上の絶対的な位置を表すと思っていたのですが、実はとんでもない。
いろいろの都合があってか、無数の緯度経度の規格があるようだ。
多少地図的な誤差なら良いが、根本的に考えが違ったりする。
大きく分けて、GoogleMapなどが採用している世界規格(世界測地系)と日本ローカル規格(日本測地系)があり、また日本ローカル規格でもいろいろ有るみたいだ。
日本ローカル規格の緯度経度は世界規格では南東およそ450メートルほどずれる。
GPSも日本ローカル規格や世界規格が乱立しているようだ。
先ほどの自宅(右京区嵯峨)の緯度経度をいくつかのパターンメモした。
(1)GoogleMap
(2)W-ZERO3[es]の位置情報取得(W-ZERO3 Monitor)
(3)au(W33SA2)のEZナビウォークのGPS情報
そして、京都駅周辺で再び、緯度経度を取得。
検証してみた。
まず、緯度経度を取得した位置をGoogleMapで指示して、GoogleMap(自宅)→GoogleMap(目的地)と入れた。
目的地への角度は:114.55430281604116度です。方位は南東。
一応これを基準にして、携帯の精度を比較してみた。
W-ZERO3[es]の位置情報で取得した、自宅と目的地を入れる。
この緯度経度情報はアプリのせいかもしれませんが、日本ローカル基準で、GoogleMapで表示させると、やはり南東に450目メートルほどずれました。
しかし、混ぜずに、はじめから、このローカルルールで自宅と目的地を入れれば問題ないはずです。
角度は114.12209903307857度です
au(W33SA2)のEZナビウォークのGPS情報。
これの緯度経度は世界基準のようです。
だから、グーグルマップと混在できるはずです。が、、
表示の形式が、グーグルマップやW-ZERO3[es]は「度.10進数」に対して、auのGPS情報は「度.x分.y.z秒」と全然違う(涙)
さっそく徹夜で、「度.x分.y.z秒」→「度.10進数」にアプリを対応。
EZナビウォークから「現在地」→「現在地メール」→「メールを送信」で位置情報が見れます。
この位置情報での自宅から目的地
角度は114.32522980771822度です。
どれも実用的ということがわかりました。
こんなわけで、自宅の緯度経度をメモしとけば、出先で、その場所の方位が確認できます。
まぁW-ZERO3とかauのGPS機能付きで今回やりましたが、カーナビや他のGPS機能のものでもいけると思います。注意点は世界基準と日本ローカル基準をごちゃ混ぜにしないことです。
緯度経度から角度(「度.x分.y.z秒」対応)
それ以前からあるシステムが間違った座標を継続して使用しているだけです
マップソフトによってずれるのは何とかして欲しいですね。