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2012年08月13日

般若心経の研究(1)

お盆というわけでもないのですが、般若心経について。

ほへとはずっと昔から般若心経は研究していますが、
そこで、般若心経がヒントになったこと、気付いたこと。
中には大きく意味が外れていることもあると思いますが、ちょいと書こうと思う。

別に大した話ではないのですが、持ってる人は「般若心経」を用意してください。

かの玄奘三蔵がインドからもって帰ったと云われている般若心経ですが、
「空」という概念や、「色即是空 空即是色」が有名ですね。

般若心経は唱えるだけでも、お経を身につけるだけでもご利益があるなど云われていますが、
やはり、ちゃんと意味を理解・把握したいものですね。

書物なども膨大な数が出ていますし、訳や解説も人それぞれです。
しかし、正直、あまり納得するもは無いという感じです。

わかりやすくの説明が、何か中途半端感や抽象的な感じが否めない。

そもそも、簡単に「空」などが文章で、仏教徒でもない、一般民間人が、修行などもせず、膨大なお経の中の、般若心経(それも抜粋)だけを読んだり、勉強したりで、理解さすのは無茶があるということもある。


まず、「般若心経」は何を語っているのか?

それについては、単純で、要は「五蘊皆空」が大事ですよという話です。
これは、般若心経の冒頭部分に出てきます。

「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄」

まぁ、誤解を恐れずに今風に訳すれば、

意識進化した、人間の上位的存在が、世の真理を追求していた時に、
「五蘊」は「空」であることを発見した。それにより、エゴの苦しみから開放された。

という感じの訳になります。(目くじらは立てずに)

菩薩とは、人間と同じように悟りを求め修行している、人間の先輩に当たる存在である。
ちなみに仏:如来は悟った人である。

ここで、大事なことは、前半はともかく、「五蘊」は「空」であることに尽きる。

ココ以降の「舎利子〜」は、「空」の説明が延々とされているだけである。
「色不異空、空不異色 色即是空 空即是色 受想行識 亦復如是」
「色は空と異ならず、空は色に異ならず、色は空や、空は色や、以下同文」
以下同文(受想行識亦復如是)の部分を展開すれば、
「受は空と異ならず、空は受に異ならず、受は空や、空は受や」
「想は空と異ならず、空は想に異ならず、想は空や、空は想や」
「行は空と異ならず、空は行に異ならず、行は空や、空は行や」
「識は空と異ならず、空は識に異ならず、識は空や、空は識や」

さらに2度め「舎利子〜」も、はしょりますが、空の説明が、延々とされている。

その後、「般若波羅蜜多」というのも大事であるというのがわかります。
「菩提薩埵」、「三世諸仏」が「依般若波羅蜜多故」したことのメリットが説明されています。その後も、「般若波羅蜜多」は素晴らしいという話が続き、
最後は、ちょっと何言ってるか分からない「羯諦羯諦〜」で締めくくられます。

「般若波羅蜜多」は、要は、世の真理や理を追求することです。

そんなわけで、般若心経から試験が出るとして、最も重要な赤線キーワードは、
1:五蘊皆空
2:般若波羅蜜多
でないかと思われる。

故に、「般若心経」の研究・勉強はここに2点に絞られていくのであった。

次へ続く
posted by ほへと at 19:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 独り言(読み物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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