新着記事

2015年01月12日

テレビの料理対決にて

正月明けのテレビで、京都の若き和食の料理人が対決するという企画をやっていた。出される料理はともかく、それを審査するエライ人達に、何か、うーん、違和感を感じた。

その中で和食の偉い人が、料理はエンターテイメントと言っていたが、そんなために牛とか殺されるんか?と思った。 和食の基は、禅宗の精進料理・懐石料理が発展したものだが、 今の和食や日本食の心はエンターテイメントやショーなのか?

牛肉やトリフなど入れて、フランスや海外でウケることも大事だけど、料理が表の技や美の追求のみで、中身が堕落してないか? やはり、客だけではなく、食材に対して最低限の礼儀を持って欲しいと思いました。

和食が世界文化遺産に登録され、世界中からも高く評価されている和食だが、歴史は長い。そんな和食の、ある一面、上っ面の技法のみを広めて、儲ける(世界で)のはどうかと思った。


その失望の中、この前、花火職人、寿司職人、少年相撲だったかな、日本人と外国人が対決するテレビを見た。

そのなかで、アメリカで有名な寿司職人(ホンマか?)と日本人の若い江戸前寿司職人が味対決するコーナーがあった。

結局は、斬新で派手でちょっとお馬鹿な感じのアメリカ寿司職人に、日本人は勝つのだけど、この若い江戸前寿司職人は良かった。

アメリカのアウェイの地で、ロブスターなどお題に出されながらも、一切向こうの味(大味)に折れること無く、素材の味を活かす、一見シンプルで、淡い味付けで勝負する。

和食のふるさと、京都、ちゃんとがんばれよ。(※注 無論頑張ってます、一部の事です)

料理を相手の好み、文化に合わす前に、料理で良き日本文化を伝えて欲しいと思う。

そういう意味では、江戸前の若き寿司職人の心意気はグッジョブ!

今度食べに行きたいと思った。
posted by ほへと at 18:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 食について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「食材に対して最低限の礼儀を」、良い言葉だと思いました。本当にそうですね。私も家庭の主婦として心がけたいです。
Posted by naoko.k at 2015年01月12日 19:36
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
ほへと電話鑑定 hhm_logo.jpg