肥田式強健術で、「腰を充分に反る」という文言が出てくる。
しかし、文面通り腰(腰椎)を反れば、ただの腰痛を起こしてしまうだけだ。
腰を反ること。
琴奨菊立ち合い前のルーティン「琴バウアー」がそのヒントではないか?
肥田式で腰を反るという言葉が、現代の腰を反るというのとは違う。
現在の私の理解では、肥田式の腰を反るというのは、
尾骶骨から仙骨にかけての緊張を、腰椎から胸椎、そして頚椎に自然と、呼吸と合わせて、本当に自然に行う。
腰を反るというより、全身が反るという感じ。先の「琴バウアー」だ。
「腰」というピンポイントではない。
つま先もかかとも、しっかり地に据えないと腰を反れない。
腰より上は、緊張の通り道であって、決して上体自体が緊張してはいけない。
逆に腰から下の下体は、大木の根が水を吸い上げるように上体に緊張を供給するのだ。
また言葉で、緊張とは言っているが、「気」とか「剄(けい)」とかに近いと思う。
要するに透明な力であり、ただの筋力ではない。
吸気とともに、全身を反り、呼気とともに、全身を屈していき、伸筋、屈筋の大緊張状況を生み出す。
その大緊張を、正中心一点に落とし込み、型を決める。
「腰を反る」という暗号を解読するのには、かなりの時間が掛かると思う。
しかし、腰を反るということを体得すれば、身体的な事だけでなく、精神的にもかなり自由が開放される。
肥田式強健術の理解度により、身体を通して、自然や森羅万象の本質を感じ、人工的なエゴをちっぽけに感じてしまう。
ともかく、決して安易で甘いものではないが、身体を鍛え、進化させていくことは、とても大事だと思う。
新着記事
(06/02)☆東京対面鑑定6月9日(金)〜11日(日)&東京ほへとボディーワーク教室10日(土)夜/
(05/31)ダッチオーブン(DAISO)/
(05/30)現実世界、自然に生きる/
(05/27)オムライスに挑戦!/
(05/27)動画「ほへと数秘占いをやってみ!」/
(05/24)睡眠は、身体を休める/
(05/22)☆東京対面鑑定6月9日(金)〜11日(日)&東京ほへとボディーワーク教室10日(土)夜/
(05/21)心の声はエゴ/
(05/18)歌舞伎と呪い/
(05/17)夏に向けて、筋肉(貯水池)を増やそう!/
(05/14)タロットについての疑念!?/
(05/11)年々筋力は低下する。ボディワークは健康の貯金。/
(05/06)☆東京対面鑑定6月9日(金)〜11日(日)&東京ほへとボディーワーク教室10日(土)夜/
2016年01月27日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック

