大体、「がん」が治るや消滅するなどは眉唾である。
基本、いろいろな療法や、怪しげなことでも、治る人もいるだろう。
しかし、10人中、何人治るのか?といった点に常に疑いの目を持っている。
稀に、成功する人もいるものでは、やはり眉唾というわれても仕方がない。
そんな中で、「ケトン体が人類を救う」宗男哲男の本を読んで、ちょっと衝撃的な記載があった。
かいつまんで説明すれば、
正常な細胞は、酸素と栄養分(糖)でエネルギーを生み出す。
しかし、がん細胞は、酸素を使用せず、栄養分(糖)でエネルギーを生み出すという。
しかも、酸素を使用しない分、正常な細胞より多くの栄養分(糖)が必要とのこと。
ここで、重要な点は、
・正常な細胞は、酸素がいるが、がん細胞は、酸素を使用しない。
・がん細胞は、多くの栄養分(糖)が必要。
積極的に呼吸法して、身体が取り込む栄養分を少なくすれば、正常な細胞は生きて、がん細胞は死ぬのではないかと思える。
玄米菜食の粗食、ヨガなどの呼吸法でがんが治るなどの話の、理論も垣間見える。
そして、低糖質の食事は、細胞の栄養分を「糖」から脂質由来の「ケトン体」という「糖」ではないものに切り替えるのを目的とする。
正常な細胞は、糖の代わりに「ケトン体」が使用できる。しかし、がん細胞は「ケトン体」を使用できない。
先の、玄米菜食の粗食などの場合は、結局食べ過ぎては意味がなく、また極端に減らして体力がなくなってはいけない。
しかし、ケトン体を生み出す、低糖質の食事は、ストイックな食事制限は必要ないという点が万人にも勧められる。タンパク質と脂質は大丈夫なので、食事制限で体重が減ることも防げる。
そんな低糖質の食事により、がん細胞は、必要とする多くの「糖」を失うということだ。
補足すれば、
脳の栄養分は「糖」だけではなく、「ケトン体」で対応できます。
しかし、完全に糖質を取らなくても、肝臓である程度の「糖」はつくられ、血糖値は安定する。
これは、赤血球は、ケトン体ではだめで、糖が必要。ちなみに、人体の血液5リットルに対して、正常な血糖値にするための糖は、スプーン一杯の5gだそうです。甘いジュースを一気飲みとかとても恐ろしいことがわかります。
また、それにより、がん細胞もある程度の進行は抑えられるが、完全にというのはその点からも難しいのではと思える。
それをさらに、ピタミンCというのが、ブドウ糖と分子構造が似ているらしく、がん細胞が「糖」と間違って「ビタミンC」を取り込み自滅させるという、ケトン体とビタミンCの合わせ技もあるようです。
最終的には、眉唾がどうかの点では違うと断言できないが、割りと理論がシンプルで面白く、著者もドクターという点や、世界的なブームもあり、面白いと思う。
現在、「がん」と戦っている人は、現在の治療を続行しながら、自分のできる範囲ということで、炭水化物を制限し、甘いモノは一切取らず、タンパク質や脂肪を充分に取って、呼吸法で酸素を取り込む、運動もし体温を上げ、ビタミンCも取るといった。その程度のことはやってみてください。
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2016年03月08日
この記事へのコメント
早速、二冊とも購入しました。
Posted by くみえもん at 2016年03月10日 07:23
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