足の親指を鍛えるメソッドを教えて下さいという相談があったが、
技法(メソッド)は二の次三の次だ。
技法などより、一番大事なのは、継続することである。
まぁ秘伝など聞いても、体得するにはかなりの時間がかかります。
数カ月程度でできるものではありません。
技法以前に、まずは、足の親ゆび、つま先を意識しながら、5キロ、10キロ歩くこと。(ポケモンGOでもやりながらでもいいし)
日々歩くときは、足指を鍛えているという意識で歩き続けること。
それを何ヶ月も続けてからの話。
そういうこともせずに、優れた技法があれば、簡単に鍛えられると考える根性ではダメです。
優れた技法を聞いても、やがて忘れてしまいます。
要するに、知識を知っているだけになる。身体は何も知らない状態では意味なし。。
◯考えてみよ。
どうしたら足の親指で床に穴を開けられるか考える。
つま先を活かすにはかかと、かかとを活かすにはつま先。
その相乗効果によって強められる。
つま先だけ鍛えても、つま先立ちができる程度で意味は無い。
テコの原理の支点をかかと、作用点をつま先にする。
逆に、支点をつま先に、作用点をかかとにする。
荷重。
つま先かかとの重心配分で、多くの人がかかと重心である。
車で例えれば、FF車なのに、前輪が浮いている状態だ。
これでは力が発揮できない。
足の親指を鍛える場合。つま先かかと均等、さらにはつま先よりに重心を掛けること。
足元の100円玉を見る感じの重心だ。
足指は、伸筋と屈筋がある。
おもいっきり屈してみる。反らすようにおもいっきり伸ばしてみる。
つるくらいにやってみる。
本当に力を入れるときは、足親指の伸筋屈筋均等に力を入れる。
ボクサーやアスリートのふくらはぎもヒント。
質問の中に、「肛門の力と拇指の力は正比例します」という話が出てましたが、
正確には、肛門はかかと、前の恥骨部から下腹がつま先と関連していると考えています。
だから、肛門を鍛えれば、足の親指も鍛えられるとは思えません。
肛門はかかと。こないだの東京のボディワークでも、便が弛いという生徒さんが来てましたが、空手やダンスをやっていたのか、つま先は強そうでしたが、腰が坐ってなく、安定感、落ち着きのない人でした。
踵から重心を真っ直ぐに地中に抜くように。
そのために、肛門、腰、腰骨、背骨を鍛錬していきます。
逆に、前の恥骨周辺、下腹は、つま先と関連があり、
すなわち、女性の場合は、子宮など、重要な女性器とつま先が関連するということです。
男性は前立腺だな。
一応、目標は、つま先だけではなく、つま先かかとを均等に鍛えることです。
それが発展していけば、姿勢を鍛えるということになっていきます。
そして、常に継続し続けることが大事です。
頭や知識ではなく、身体を見れば嘘か本当か分かるだろうということ。
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2016年08月23日
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