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2017年03月31日

現実とエゴのメモ(2)

相手のことも、考えたり、想像するということは、それほど意味がない。

現実という空間に、私の身体と、相手の身体は存在する。
しかしながら、私の心の領域には、私のエゴしか居ない。

相手の心の領域は、直接知ることはできないのだ。

よくカマをかけて、相手の心を察しようとする人は、永遠に相手のことはわからない。
そして、自分を理解してもらうチャンスを失っていく。

現実に存在する、相手の身体、その向こう側の相手の心の領域に居る、相手のエゴ。
私の心(エゴ)ー現実(双方の身体)ー相手の心(エゴ)
それを、現実をすっ飛ばして、自分の心の領域で、相手の心を想像し、決めつける。
自分のエゴすらも、正確に判断できないのに。
そのロジックで、相手のエゴを判断しているだけだ。

特に、勝手に悲観的な状況を想定する人は、勝手に自分も相手を悲観的に判断する癖がある。

相手の心を見ようとしてはいけない。
判断してもいけない。
見るべきは、現実の姿だ。
顔は笑って、言葉ではそう言っていても、
指先の動き、声のトーン、肩の緊張などから、感じることはある。
感じたら、カウンターで動けばいい。

言葉を信じてはいけないし、誘導的に言葉を求めてもいけない。
相手の言葉からしか、判断できない人、動けない人は、社交力は低い。
言葉で自分も相手も縛るからだ。

そういう意味で、「考えるな、感じろ(Don't Think. Feel!)」を説明すれば、

考えるは、現実を遮断し、心の領域(エゴ)に向かう。現実とエゴの分離。
感じるは、現実とエゴの一体化。
今ここにいることは、心の世界にいることではない。
posted by ほへと at 15:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 独り言(読み物) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
歌と絵に触れる度に、自分は、言葉で表しきれない場所に触れるような心地がします。
言葉が心地好いこともありますけど、出来るだけ、それが現実からの逃げでなければいいなと思います。最近。
Posted by susuki-neko at 2017年04月01日 19:11
今、お付き合いしている相手に対してもっと言葉が欲しいと思っていましたが…エゴイストでした。今度会うときは彼から醸し出す雰囲気のようなものをただ感じてみようと思います。
Posted by くみえもん at 2017年04月20日 07:32
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