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2017年08月22日

「腰」の鍛錬について

夏の強化合宿?として、8月は特に「腰」の鍛錬をした。

「腰」といっても、現代では、その意味は薄れ、失われていっていると思う。

「腰」はウエストや腰椎ではない。骨盤や腸骨とも違う。

腰は腰椎の5番と仙骨の間といわれても、正確に体感することは難しいと思う。

現代人は、特に都会に住む者は、力仕事を本気でする機会は少ないと思う。
むしろ、ジムでトレーニングする時くらいかもしれない。

コンピューターやスマフォは、意識を地面から頭に集中させる。
それは、「腰」を奪うということだ。

「腰」は地面と「私」をつなぎ、重さを中和してくれる。

腰は下半身であり、土台である。
この土台に乗るのは、現実の世界だ。

腰ができてくれば、「かかと」で息をすることができる。
背骨を真っすぐに立てることができるということ。

それを一歩進めて、「腰に力を入れる」という段階にくれば、

足は地面に吸い付き、脚は固定され、上体の力を地面にアースする。

上体の力は、物理的な重さを持ち上げるとかだけではなく、
現実からのプレッシャーにも対抗できる。

座禅も、「腰に力を入れる」状態で座る。
見た目以上に、力を入れている。

それができてはじめて、「腰を反る」という段階にいく、
腰を反るを、言葉通りに、勘違いして行えば、ギックリ腰を起こすか、腰痛になろう。

「腰を反る」が理解できた時。
肥田式強健術やヨガ、禅などのボディワークの面白さは倍増する。
楽しい鍛錬であり、だから続けられ、深まっていく。

鍛えているのは、体表面の筋肉ではなく、身体の中心であり、
意識が、分断している陰陽を、統合していくことでもある。

焦ってはだめで、少しづつ、少しづつ、ただ、忘れずに継続していくことが大切だろう。

初心者は、まずは腰を「反る」ことは絶対にダメ。
まずは、「丸める」
寝たときに、腰骨がベタっと床に着くこと。
立っても、壁に背骨がくっついて、腰が浮かないこと。

ふくらはぎの筋力はいる。
内太ももやお尻の筋力は当然想像以上につけよう。

足腰の鍛錬を意識して日々トレーニングしよう。

「腰」の鍛錬についてでした。
posted by ほへと at 22:37| Comment(0) | ボディワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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