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2019年08月22日

腰痛・坐骨神経痛を正す (1)背骨の基本

以前、坐骨神経痛になって、治す過程で得た経験や、今までのボディワーク等の知識などをちょいまとめていく。
長年腰痛、坐骨神経痛で、どこいっても何やっても完治しない人に参考になれば。

もちろん、ボディワークに興味ある人も必見。


さて、骨格系の問題は、まずは骨格の成り立ちから考えていこう。

もともと、魚類から陸上哺乳類へと進化し、猿を経て人となる。

魚類の背骨は大体、真っ直ぐだ。
サンマなど食えばわかる。

対して陸上、哺乳類の背骨をよく観察してほしい。

背骨は真っ直ぐではなく、弓形にR(アール)を描いている。すなわち、かまぼこ型だな。


かまぼこ型の上のR(アール)が背骨ライン、
下の底辺ラインが腹だ。


2019-08-22 (2).png

この形状が、四足歩行動物にとって、地上の重力に抵抗しやすい。
すなわち動きやすいということ。

人間は、二足歩行で、横の背骨を縦に立てた。

かまぼこ型を縦にしたときに、R(アール)になっているのは、腹ではなく背側である。

この形状は、要するに「猫背」状態だ。

このままだとアレなので、
重力の干渉に抵抗するために、Sの字型へ進化する。

ただ、完全なSの字ではなく、あくまで基本型のかまぼこ型をベースにS字形に進化させたということをゆめゆめ忘れてはいけない。

2019-08-22 (3).png
Sの字のR(アール)だが、
胸部(胸椎)は、かまぼこ型互換で、背中側がR(アール)
首(頚椎)と腰(腰椎)は、腹側にR(アール)
ということで、骨盤は、背中側にR(アール)となる。

ここが重要なところ。

よって、現在、腰痛・坐骨神経痛がよくならない人はチェック。

胸部(胸椎)は、かまぼこ型互換で、背中側がR(アール)に対して、
逆に背中(胸椎)を反ってる人は、アウトです。(結構多い)

首(頚椎)と腰(腰椎)は、腹側にR(アール)に対して、

腰骨を丸めるのも、骨盤が腹側にR(アール)になるのでアウト。
首を、丸めるのも、頭が腹側にR(アール)になるのでアウト。


まず、背中を後方に引く。(背中側がR)
腰骨を反らし(前方)つつ、骨盤を後方へ引く。
首も反らし(前方)つつ、頭を後方へ引く。

後方に引くとき、足のつま先に力が入る。
反らす(前方)は、足のかかとに力が入る。

腰痛、坐骨神経痛の人は特に、後方へ引く、つま先を鍛えてください。
間違っても、かかと重心はアウトですよ。


この基本的なことで大きく改善することもあると思います。

posted by ほへと at 21:17| Comment(0) | ボディワーク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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