
玄米ご飯が美味しく炊けました。
山蕗の佃煮が合います。
今日は玄米の炊き方の紹介です。
参考までに。

玄米は、精米前の100%糠がついた状態の米です。
ざるでゴシゴシ洗っても玄米の糠が取れるという性質ではないので、
一般の洗米作業はいりませんが、水は基本透明です。軽く洗う程度でいいです。
今回は玄米を計量カップで2合分を水に浸します。
玄米から、糠の油分が出て、水に浮いてきます。
最初、数時間おきに、水を換えます。
半日くらい浸すと、玄米がしっかり水を吸って、そのまま問題なくポリポリ食べることもできます。
白米は水に浸すと、腐食が開始されますが、玄米は逆に水に浸すと、息を吹き返すのですね。
このまま数日水に浸けておけば、発芽する。発芽玄米です。
玄米は生きています。

水を切ります。30、40分ほど。
これが、土井善晴(5std2)曰くの、洗い米(あらいごめ)の玄米バージョンです。
土井善晴(5std2)曰く、お米は乾物である、故に調理の前に、戻さなくてはいけない。
干し椎茸や高野豆腐をイメージすればわかりますね。
硬いまま、調理しても美味しく無いです。
乾物であるお米を、乾燥前に戻したものを、洗い米(あらいごめ)と言うそうです。

ここで、玄米の洗い米を再度、計量カップで、計ります。
なんと、2合の玄米(乾燥)は、吸水させると3合の洗い米(玄米)になります。
1.5倍も増えている!
玄米(乾燥)2合の水量は600mlとあるが、実は2合の1.5倍ではなく、3合と同量と考えたほうがいい。

3合の洗い米(玄米)を鍋に入れ、水を3カップともう1カップ分追加で入れる。
この玄米が、古米である点と、柔らかめに炊くためだ。

炊けました。コンロの自動消火装置のおかげで、炊飯器と同じように放置で、自動で炊きあがります。

炊きあがった玄米ご飯は、パサパサ感などはなく、もっちりと粒の存在感があり、甘みもある。
食後に、なんとも言い難い満足感を感じます。
玄米は栄養価に優れているので、おかずの手を抜けるというメリット!?もある。
そう、おかずは、白米になって失った栄養素を補充している部分もあるからだ。
特に玄米の糠の油分で、白米では欲しくなる脂っこいおかずを、食べたくなくなるので、いろいろ健康にも財布にも良いと思う。

玄米は、炊飯器の保温では、糠臭くなるので、直近に食べる分以外は、容器に入れ冷凍保存します。
玄米は炊く手間より、浸水の手間のほうが邪魔くさいので、毎回炊くのは辛いが、冷凍保存しておけば便利です。
また、少し水を多めで炊くのは、解凍したときにぱさつかないためでもあります。
玄米の炊きに挑戦してみてください!